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 民主党総会と、不信任案採決の、感想 (3)

 今日の、民主党総会と、議会採決は、いろいろな意味で、今の日本の縮図となった。

ーーー
1,
 議員総会をきちんと中継しなかったTV局、
 
 NHKや民放各社は、首相の発言だけは中継したが、後は、きちんと総会を中継せず、どうでもいいコメンテーターの発言などに切り替えてしまった。
 日本、フジは、私の見た限り、全く中継しなかった。

 民放はともかく、NHKは、どうしようもないクソ組織だと思う。

ーーー
 夜のニュース番組では、当然カットになる。
 
 NHKや民放は、
 夜の時間帯に、与党総会や議会の、演説部分・投票部分・記者会見は全部流して、余計な議事時間部分だけをカットしたような、
 編集した特別番組を放送をすることも、

 私の知る限り、なかった。

ーーー
2,
 山井氏の反対演説

 長所・・・
  議員でありながら論台に頭がつくほど頭を下げる腰の低さ、態度の謙虚さ。
  殉職した地方公務員への敬意。
  表現を聞く限り、被災者や弱者への優しさ。
  本人の性格のきまじめさ。

 短所・・・
 ① 誰も何も言えなくなる、殉職した地方公務員を、情緒的に例に出して、
   だから被災地の地方公務員は被害者だ、
   生き残った公務員は、どんな傲慢な態度で国に復興予算をたかっても当然だ、とでも言わんばかりの、
   短略的な論調。

   秋野氏の非業の死をだしにして、国に過剰な予算をたかり続けた、筑波大学の中央アジア研究の教員達と、同じ臭いを感じる。

 ーーー
  原発にしろ、防波堤にしろ、事後対応にせよ、国の公職に責任がある部分は、絶対に、一定はある。
  
  しかし、石炭が必要でなくなったら、それに応じた夕張市の将来があったように、
  地震が起こって、住民が死んで、家も公共財も無くなってこの状況になったら、それに応じた被災地の将来があるのは、もう事実だ。 
 
  かつての市は町に、
  かっての小湾町村は、一部を廃町廃村して、集約して、広域の町村に、
   
  人口が少なくなってさびれていく地域に応じた、現実的な復興計画にするのは、やむを得ないことだ。

 ーーー
  他の自治体の市営住宅を提供されているのに、よそに移りたくないからと体育館に今も住んでいる人は、

  仮設以上の本格住宅や、かつての公共施設再建への投資を、「元通りにするのは当然だ。」の論調で、国に要求する地方公務員や住民は、

  やはり、この状況で、金が無い国に無理を言って、甘えてたかっていると思う。 

  これは、国が、防災責任を怠っていた分を、被災した「人」に対して負う、金銭の賠償・補償責任とは、別の次元だ。

 ーーー
 ② 宗教家に青年期に薫陶を受け、スウェーデン留学仕込みの福祉知識でのし上がった人だけに、
   化学という、物理と生理の両方に関わる構造的な学問を勉強したのだから、他の人にわからない、特異な視点や知識を、長所として持っているはずなのに、
  
   科学を無視したような、宗教と言えるほどの極端な弱者保護や、福祉の過剰な美化を、震災復興のテーマに無理にこじつけて結びつけている。

 ーーー
   ヒトラーやナポレオンが、サーベルと銃剣で成り上がったら、最後はそれで自滅するまで戦争をし続けたように、

   ひとたび、福祉で成り上がった人が、自分を議員にしてくれた福祉宗教を崇拝して、どこまでも布教と洗脳に突き進んでいこうとする、危険性を感じた。

ーーー
 3,石原氏の賛成演説

 エリートだから、物腰も優雅で余裕も感じさせる人だ。

 ただ、態度から、
 山井氏のような、一定以上の知能のある人にだけわかる、福祉至上主義の、深く危険な傲慢さではなく、

 自民党議員によくある態度、
 体力知力の低い庶民に話すのではなく、民主党やみんなの党には、凡庸な自民議員よりよほど優秀な知的エリートもいるのに、
 教師が生徒に話すような上から見下ろす態度で、叱るように話す態度が、感じられた。

 他人に対する「聞いて下さい。聞いていただく。」、という謙虚さが欠け、
 自身の能力に自信を持つのはいいのだが、一方で他人を見下しすぎて、傲慢になっている。
 山井氏の傲慢さよりも、もっと浅い、小学生にもわかるような、単純な傲慢さ。

ーーー
 そういう態度は、語る人が、能力に裏打ちされていれば、真実をついていれば、相手を納得させられるが、

 能力差がそれほどない場合、人それぞれ違う感情論の場合、
 聞く相手が、態度や言葉使いにこだわる性格の場合、
 (この性格は、行き過ぎれば相手も悪いが)、

 相手が怒ったり、聞く耳を持たなくなる可能性がある。

ーーー
 また、話し方が、これも知能が高い人に良くあることだが、 
 田中康夫氏ほどでなくても、早い。

 原稿を読みながら聞いてくれる人でなければ、頭の回転が速い人でない、平均的な知能の人は、ついて行けない。
 だから、相手に、聞き取ってもらえないという意味で、内容自体がきちんと伝わらない。

ーーー
 田中康夫氏は、もともと言葉の芸術家だから、
 早くても、話し方と言葉が、あの人独特の芸術になっているから、
 ファンの人はがんばって聞こうとするが、

 石原氏のように、優秀とはいえ事務官僚ぽい人が、
 政治家にしては官僚的・事務的な文章を、
 早口で話し始めたら、よほど重要な法令や新規の政策発表でなければ、
 人は、努力してまで聞こうとしなくなる、と思う。

ーーー
 おそらく内容自体は、山井氏よりも、震災復興について、原発の話も含めて高度なことを言っている面もあると思う。

 しかし、上記のような、上から教える態度や早口が災いして、

 私の感情には、石原氏の感情の方よりも、福祉至上主義の山井氏の感情の方が、党派としては遠いはずなのだが、
 私には、石原氏の演説は、結局何を言いたいのか、いろいろな話を早口で詰め込んでいる分、

 党派的に賛成という以外、わかりにくかった。

ーーー
 ある意味、根本思想的にいろいろ問題があるとは言え、単純明快にひとつのことを情緒的に話す山井氏の演説の方が、
 相手が何を言って主張しているのか、よくわかる、ということだ。

 そういう点で、自民党議員は、なぜ政権を取られたのか、民主党議員の演説を参考にして、よく己を見直して、反省改善する必要があると思う。

ーーー
3,菅氏と鳩山氏

 約束するなら、紙に書く、常識だ。

 これでは、鳩山氏は、
 元は大学教員なのだから、勉強が出来るという点では頭はいいはずなのだが、
 人間関係では、「友愛」を人質に取られて、いつもずる賢い人に騙される、人のいいお人好し、
 こうなってしまう。

ーーー
 菅氏については、
 
 郵政修正の件で、亀井氏は男で警察だから、西日本の田舎の人だから、一度上司相当の人に騙されても、男社会のルールと素朴さで我慢したが、
 今度の件でも鳩山氏は、余裕がある人だからきれないだろうが、

 キリスト教徒や法曹ほど、言葉に過剰にこだわる必要はなくても、
 大きな約束は守らないと、目先の得はしても、長期的には信用を失う。

 鳩山氏と亀井氏が手を組んで、きれて攻撃したら、
 今は前任として鳩山氏が持っている程度のグループ勢力さえ、
 菅氏は、総理退職後、持てなくなる可能性がある。
 
 武蔵野の選挙民も、
 大阪のような、勝つためには手段を選ばない、楠正成のような狡さを尊ぶ選挙民でないのだから、
 政治生命自体をたたれる可能性もある。

ーーー
4,松木氏と小沢氏

 小沢氏は、よく言えば、政争には、謙虚で慎重。
 (資金繰りで強引をしたのとは、比較信じられないほど。)

 どのみち今回は、造反を決断しても、
 菅氏の鳩山氏取り込みが、おそらく本人も予想した以上に効果があって、
 勝てなかった可能性があるし、
 勝っても、首相になる人を表だって決めていないので、次の混乱を招くだけだった。 

 そもそも、事前に決められない理由に、原口氏の言うような、「野党の不信任案に乗るのは邪道」があった。

ーーー
 しかし、造反して土壇場で自民党にしがみついた加藤紘一氏は、「男子でない」かもしれないが、
 党を出れないほど老いた小沢氏も、かつての加藤氏と同じ立場になりつつある。

ーーー
 松木氏は、
 土壇場で決断力と度胸がない上司に裏切られた、忠臣といったところか。

 男気は上げたが、1議員として過疎地の選挙民は支持するだろうが、
 議会内では、しばらくは厳しい時代が続くだろう。

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