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 小沢氏は、幹事長を超えられなかったのだろうか?

 平成24年8月1日

 Kensuke Yamazaki

 党首は、幹事長・総務会長・政調会長・国対委員長の上に立つ。

 以上は、自民党の例で、民主党など他の政党は、総務会長(立法)と政調会長(行政)の区分があいまいで、政調会長で統合されていたりする。

ーーー
 いずれにせよ、小沢一郎氏は、幹事長を超えられなかったのだろうか?
 野党時代には党首も務めたのだが、様々な事情で、民主党での与党時代は、幹事長止まりだった。

 満面の笑顔を見ると、いかにも選挙一筋でやってきた人であることは分かる。
 選挙が第一の幹事長としての才能は、群を抜く。

 2009年のマニフェストは、当然、党首の責任が重い。
 マニフェストは、選挙公報でもあるが、一方で、政策そのものなので、「幹事長の能力と、総務政調の能力」、両方が必要なのだ。

 だから、その一番の責任者の鳩山氏が、今回の政争で、一番求心力を回復して部下を増やして得をしているのは、皮肉な話なのである。

ーーー
 幹事長が選挙のために都合のいいマニフェストを要求するのは当然だし、
 一方で、総務会長や政調会長には、実際に立法や行政で実現可能なマニフェストを要求する義務がある。
 そこを上から判断するのが、党首の仕事だ。

 だから、2009年マニフェストについて言えば、
 根本の理屈に戻ってみれば、
 あの党首は何やっていたんだ?あの政調会長は何をやっていたんだ?
 となるのが、筋である。

ーーー
 野党時代の民主党の、政権交代直前での総務会長や政調会長にあたる人物が誰なのか?民主党は、今更明らかにもしない。
 そのことも含めて、民主党の無責任体質がうかがえる。

ーーー
 ガソリン税の暫定税率の件では、幹事長なのに事実上政調会長のような仕事もしていて、
 小沢氏は、個別の小さい案件とは言え、マニフェスト修正を、むしろ指示したくらいだった。

 今回の増税は、小沢氏が離党したのは、
 ガソリン税と違う対応をするなんて政策軽視で政局重視だ、という見方も出来るし、
 程度が違うと言うことで、大きな事での約束破りを拒否するのは当然だ、という見方もある。

 恐らく両方の原因があるだろうし、単純な話ではない。 

ーーー
 野田首相や執行部は、マスコミや反原発派が悪く書くほど無能だとは思えないが、
 有司専制の明治初期なら、法的にも社会的にも通用した方法が、現在の秩序では通用しずらくなっている。
 責任感も能力もある程度はあるが、民衆の意向をくみ取る民主制とは縁遠い、官僚に近い政治家達である。
 
 そこを、小泉元首相のように議会政治の社会の中で生きてきた海千山千の小沢氏が、民衆をうまく煽って、巧みに権力闘争で突っついている。

ーーー
 しかし、皮肉なことに、
 党首が無責任な理想主義者で、政調が無能でまともに機能せず、幹事長が極端に権力と実績が強かった、政権交代前の民主党が、
 ある意味で、小沢氏の意向がほぼ党の意向になったが故に、
 今日の問題を招いていることは、忘れてはならない。

ーーー
1,
 幹事長が選挙のことしか考えていないマニフェストを出してきても、何も対抗できなかった無能な政調だった、現執行部の大半の議員。
 それでいて、解散の選択肢は取れず、先に政策変更を、たとえ大きな内容でもやってしまおうという、官僚的な政治をする、現執行部の官僚的な性格。 

2,
 幹事長のマニフェストを上司でありながら鵜呑みにした、元党首の鳩山氏ら中間派。
 一番の責任者でありながら、
 本質を見抜けず、執行部と小沢氏それぞれの派閥に分かれて互いを批判する民衆の愚かさにも助けられて、
 結果的に漁夫の利を得て、今も日和見を決め込んでいる。

3,
 選挙前の政調メンバーの無能ぶりに足を引っ張られてきたこと、立派な党首に恵まれなかったことは気の毒だが、
 自身の意向が通ったとしても、選挙のことしか考えていないマニフェストを押し通してしまった、選挙と人事の幹事長としての能力を超えられなかった、小沢氏。

ーーー
 もちろん、
 私は党員でないので、私の知らない、いろいろな事情が、実はあるのかもしれない。
 現執行部には現執行部で、鳩山派には鳩山派で、小沢氏には小沢氏で。

 もし小沢氏が選挙公認や実績で、選挙前の政調派を脅しまくって圧迫していたなら、小沢氏のほうの非は高くなる。
 逆に、現執行部が、ろくに政策も作らずに、小沢氏を選挙の時だけおんぶにだっこで利用し尽くして、使い捨てにして、更に責任を押しつけたなら、小沢氏が怒るのも当然だろう。
 
ーーー
 しかし外から見える範囲では、

 どれも片手落ちの3勢力が、
 執行部は政権取得後の一部の政策運営、小沢氏は選挙で勝った功績、鳩山派はうまくたちまわっている点で、
 それぞれ長所はあるとは言え、(鳩山派は、どちらかというとサーカスやコメディを演じているという点が多いが、)
 同様に短所も顕著なため、政治家としては中心的な存在になれずに、
 相争っている、そういう現象である。

ーーー
 排除の論理による、細川政権以降の挫折から、苦節15年、
 苦労して妥協して呉越同舟で手を組んできたが、
 天下を握ったら、
 天下を握る際のプロセスが足かせとなって、3分裂してしまった。

ーーー 
 次の選挙、というより選挙後の政権運営では、
 どの党も、
 幹事長・総務会長政調会長・そして、それらの上に立つ党首、
 その3点で、能力を発揮できた政党が、勝つと思う。

 幹事長がシーザーでも、総務政調が官僚、党首が夢想家なら、
 シーザーは排除され、官僚が閣議の席に着き、夢想家がなんだかんだいって友達が周りにあふれて一番得をする、
 そんな結果になることを、民主党は、実験で示して下さった。

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